白河石(しらかわいし)の特徴
白河石は、福島県白河地方で産出する石英安山岩質溶結凝灰岩で含有物の構成比により白色と黒色の2種類があります。 ともに素朴で暖か味のある落ちついた色調と加工しやすさから、 小峰城(白河城)石垣をはじめとする多くの建造物、墓石、住宅外構、登籠などの材料、 また土木建築用材として広く使われてきました。近年ではその特徴が高く評価され、公園用材としても数多く使用されています。
白河石の採掘
弊社採掘場は福島県白河市大信で白河石を採掘しております。 面積は100m四方あります。採掘方法は階段掘りをしております。 地表から20~30m掘り下げたところに白河石の層が現れます。 この層から採掘できる白河石の量は少なく、採掘場全体から良質の製品(白河石)になるのは2割です。
大信長久保採掘場
機械作業
採掘場から切り出された白河石は白河工場で裁断されます。 各々の大きさに裁断された白河石は用途にあった形に成形されます。 コブ加工、穴を掘る加工、球形を作る加工があります。
白河工場
職人技
仕上げ加工
「コブ出し」白河石の表面には石職人の手でコブのような表情が作られます。石にも木と同じく目があり、その目に気を付けて加工をしています。
文字彫加工
お墓の文字などは鉄砂を吹き付けて文字を彫ります。豪快な文字から繊細な文字や絵まで加工することができます。
研磨加工
荒々しい石も、研磨することで、人の表情が解るくらいの鏡面に生まれ変わります。